この記事は、まさに今あなたが読んでいるこのブログ「AI Tools Lab」が、Google AdSenseの審査で 「有用性の低いコンテンツ」を理由に5回連続不承認になり、最終的にアカウントを閉鎖された実体験 の全記録です。

ネットで「AdSense 落ちた 対策」と検索すると、通った人の事後報告か、通ったことのない人の一般論ばかり出てきます。この記事は違います。5回落ちてアカウントごと消された人間が、何をやり、何が効かなかったかを全部書きます。

先に結論を言うと、このサイトはAdSenseに通りませんでした。でも、この経験から得た教訓は、ブログ運営やAI活用を考えている人に確実に役立つと思っています。

不承認の経緯:5回連続で同じ理由→アカウント閉鎖

まず時系列を整理します。

確認日理由その時点の記事数
1回目2026年5月18日有用性の低いコンテンツ約47本
2回目5月30日有用性の低いコンテンツ約47本
3回目6月11日有用性の低いコンテンツ22本(削除後)
4回目6月21日有用性の低いコンテンツ14本(さらに削除後)
5回目6月25日アカウント閉鎖11本(さらに削除+新規2本追加後)

5回とも理由は同じ「有用性の低いコンテンツ」。そして5回目の審査後、不承認の通知ではなく 「お支払いアカウントがキャンセルされました」 というメールが届きました。管理画面にアクセスすると403エラー。つまり、審査に落ちたのではなく、アカウント自体を閉じられたのです。

そもそも何が悪かったのか

このブログは2026年4月に立ち上げました。最初の方針は「AIツールの記事をたくさん書いて、検索流入でAdSenseとアフィリエイトで稼ぐ」というものでした。

そこで私がやったのは、AIで記事を量産することでした。

具体的には、大規模言語モデルに「〇〇について3000字で解説記事を書いて」と指示し、出力をほぼそのまま投稿していました。1日に複数本を公開し、2週間ほどで40本以上の記事がサイトに並びました。

効率的だと思っていました。実際は逆でした。

量産した記事には共通する問題がありました。

  • 事実の誤り:存在しないプランの料金、間違った機能説明が混在していた
  • 独自性ゼロ:公式サイトの焼き直しで、読者がこの記事を読む理由がなかった
  • テンプレ感:見出しの構成、文体、結論の持っていき方がどの記事も同じ
  • 関係のないアフィリエイトリンク:AIツールの記事に旅行や転職のリンクが入っていた

要するに「AIが生成した、どこにでもある薄い記事」を大量に並べた"コンテンツファーム"そのものだったのです。Googleの審査担当者(あるいはアルゴリズム)が一目で見抜けるレベルの品質でした。

1回目・2回目の不承認後にやったこと

最初の2回は「記事の数が足りないのかも」「もう少し修正すれば通るかも」と楽観視していました。実際にやったのは以下です。

  • 明らかに品質の低い25本を削除(47本→22本)
  • 残った記事のリライト(誤字修正、見出し調整レベル)
  • 404になった内部リンクの修正
  • 関係のないアフィリエイトリンクの削除
  • 自動投稿の停止
  • Aboutページの更新

結果:3回目も同じ理由で不承認。

リライトが浅すぎたのです。文章の表面を直しただけで、「AI量産サイト」という本質は何も変わっていませんでした。

3回目の不承認後に方針転換した

3回落ちてようやく腹をくくりました。問題は記事の数でも表面的な修正でもなく、**「このサイトの記事には、運営者にしか書けない情報が入っていない」**ということだと。

ここから方針を変えました。

やったこと①:さらに記事を減らす

22本から14本に削減しました。基準は「この記事に、自分の体験が1つでも入っているか」。入っていない記事は容赦なく削除しました。具体的に削ったのは、GPT-5の予想記事、AI英語学習のまとめ、AIナレーション副業の紹介など、自分が触ったことのないツールの紹介記事です。

やったこと②:残した記事に一次情報を注入

たとえばAIコーディングツールの記事には、自分が実際に開発した案件の話を入れました。ランディングページ、データ取得の自動化ツール、OAuth認証の実装、このブログ自体の構築——こうした「自分の手を動かした」経験を具体的に書きました。

Claude vs ChatGPTの比較記事には、毎日の仕事での実際の使い分けを表にしました。「コーディングはClaude、アイデア出しはChatGPT」のように、自分の用途に基づいた比較です。

やったこと③:Aboutページを全面改訂

「AI Tools Lab運営者」という匿名的な紹介をやめ、実際に何を作っている人間なのかを具体的に書きました。AIコーディングツールで開発をしていること、ChatGPTとClaudeを毎日使っていること、このブログ自体をHugoとGitHub Pagesで自分で構築していること。

さらに、記事を量産して失敗した経験と、そこからの方針転換を正直に書きました。

結果:4回目も不承認。

4回目の不承認後——最後の悪あがき

4回目で心が折れかけましたが、まだやれることはあると考えました。

さらに5本削除し、完全オリジナル記事2本を追加

14本から9本に減らし、代わりに完全オリジナル記事を2本追加しました(計11本)。

削除した5本:

  • Adobe Fireflyの料金記事 → 公式ドキュメントの焼き直し
  • AIデザインツール比較 → 使ったことのないツールの機能一覧表
  • Runway動画生成チュートリアル → ソフトのマニュアルの書き直し
  • AI文章作成ツール比較 → 機能マトリクスだけで体験なし
  • AI副業の始め方 → 典型的な「7つの方法」リスト記事

追加した2本:

  • この記事(AdSense不承認の全記録)
  • Claude Codeでブログを構築した体験記(このサイト自体の構築過程)

残った全記事にも追加の一次情報を注入しました。ChatGPT×Excel活用の記事にはフリーランス業務でのCSV整形の話を、AIライター副業の記事にはこのブログでの量産失敗談を追加。全記事に「筆者がやった・感じた」要素が入っている状態にしました。

そして5回目の審査——アカウント閉鎖

2026年6月22日に再審査リクエストを送信。3日後の6月25日、Googleからメールが届きました。

不承認の通知ではありませんでした。「お支払いアカウントがキャンセルされました」——AdSenseアカウント自体が閉鎖されたのです。管理画面を開くと403エラー。もう審査をリクエストすることすらできません。

47本の記事を11本まで絞り、全記事に一次情報を入れ、完全オリジナル記事を2本追加した。それでもダメでした。

5回落ちてアカウントを閉じられて気づいたこと

「リライト」では根本原因に届かない

文章を整えても、構成を変えても、AIが書いた記事はAIが書いた記事です。見る人が見ればわかります。表面的な修正ではなく、「この記事にしかない情報は何か」を自問しないと先に進めません。

記事数は少ないほうがいい場合がある

47本 → 22本 → 14本 → 9本と減らしてきました。直感に反しますが、「弱い記事」はサイト全体の評価を下げます。10本の良い記事は、50本の薄い記事に勝ちます。

AI量産は「効率的」ではなかった

40本の記事を2週間で量産して、その修正と削除に2ヶ月以上かかりました。最初から5本の記事を丁寧に書いていたほうが、はるかに速かったはずです。

一次情報は「特別な体験」でなくてもいい

「一次情報」と聞くと大げさに感じますが、必要なのは「自分がやって、感じたこと」です。ツールを使って便利だった、ここでハマった、この順番でやると楽だった——こういった日常的な体験で十分です。大事なのは、誰かの記事のコピーではなく自分の言葉で書いてあること。

一度ついた「AI量産サイト」の烙印は消えない可能性がある

これが最も痛い教訓です。47本の量産記事を公開した時点で、Googleにはこのサイトが「scaled content abuse(大規模なコンテンツの悪用)」として記録された可能性があります。その後どれだけ記事を削除し、品質を上げても、最初の印象を覆せなかった。ドメイン自体にマイナス評価がついていたのかもしれません。

AdSenseが唯一の収益化ではない

アカウントを閉じられて気づいたのは、AdSenseの広告収入は月に数百〜数千円の世界だということです。11本の記事でどれだけクリックされるか。それよりも、ブログで自分のスキルを見せて仕事につなげるほうが、はるかに効率がいい。このブログは今後、AdSenseに頼らず、アフィリエイトと集客装置として運用していきます。

これからAdSenseを目指す人へ

5回落ちてアカウントを閉じられた人間から言えることを率直に書きます。

  1. AIで記事を量産するな。 最初から一次情報ベースの記事を少数精鋭で作れ。後から直すコストのほうが遥かに高い
  2. Aboutページを手抜きするな。 あなたが何者で、なぜこのテーマで書けるのかを具体的に示せ
  3. 落ちても理由を深掘りしろ。 「有用性の低いコンテンツ」の意味は「あなたのサイトにしかない価値がない」ということ
  4. 弱い記事を残すな。 下書きに戻すか削除して、強い記事だけのサイトにしろ
  5. 最初が大事。 一度「低品質サイト」の烙印を押されると、挽回は極めて難しい。立ち上げ時から品質を意識しろ
  6. AdSenseに固執するな。 個人ブログの収益化手段はAdSenseだけではない。アフィリエイト、自分のスキルの売り込み、情報発信の場として使うなど、選択肢は他にもある

この記事が、同じように悩んでいる人の参考になれば幸いです。少なくとも「5回落ちてアカウント閉鎖」という事例は、ネット上にはほとんどないはずです。


更新履歴

  • 2026-06-28:5回目の審査でアカウント閉鎖。結末と最終的な教訓を追記
  • 2026-06-22:4回目の不承認を受けて初稿公開。記事を14本→9本に削減し、全記事に一次情報を追加した段階

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